PCB対応の基本
 
受電設備の絶縁油入りの重電機器には、PCBが使用されています。

次の手順に従って対応する必要があります。

1.PCB含有分析
  銘板情報で高濃度が確認されるコンデンサ以外は、分析によって判定できます。
2.分析結果の含有率別対応
  @0.5mg/1kg以下の場合:産業廃棄物として処分可能
  A0.51〜5,000mg:低濃度PCB機器との位置づけとなり、処分まで保管が義務付けられる。
  B概ね50%以上:中間貯蔵・環境安全事業鰍ナ処理できる。処理申込みをして順番待ちとなる。
3.行政への届出
  上記の@以外は行政にPCB機器の届出が必要になります。
4.保管基準
  @他の物と分別して保管
  A液漏れ対策として、トレイや箱(鋼製又はSUS製)に入れる。
  B転倒防止措置
  C第三者が立入らない場所に区画し施錠
  DPCB保管場所の表示
5.処分手続き
  @高濃度機器は中間貯蔵・環境安全事業鰍ノ処分申込みを行い処分順を待つ。
  A低濃度PCBは民間の処理会社が行うので、その会社に処分申込みを行う。

高濃度PCBの詳細は中間貯蔵・環境安全事業のホームページをご覧下さい。